『実験思考』世の中、すべては実験

今回紹介する本はこちら

実験思考 世の中、すべては実験 (NewsPicks Book)
光本 勇介
幻冬舎 (2019-05-09)
売り上げランキング: 262

著者の光本勇介さんは

2017年に目の前のものが

即現金化できるアプリ

「cash」を作ったり、

2018年には後払いができる

旅行アプリ「TRAVEL Now」

作られた起業家の一人です。

実験思考というタイトル通り、

光本さんにとって人生そのものが実験で

cashというアプリについては多くの方から

「写真が送られてきただけで

お金を振り込むなんて怖くないですか?」

という質問に対して、

成功したいからやっているわけではなくて

当時cashの予算は1億円で

それを世の中にばら撒いたら

どうなるか知りたかったそうです。

たとえ1億円が回収できなくても

それがゼロになるわけではないし

それなりのデータがとれれば

そのデータを誰かに売却すればいいと。

そして本書は

「本の価格を読む人が決めてください」

ということで価格自由をテーマに

これもまた一つの実験の中にあります。

本の価格を自由に読者に委ねてみたら

定価で売った場合より儲かるのか?

というものです。

これらから分かるように

光本さんは必ず成功するような

ビジネスモデルには興味がなく

自分の興味・好奇心といったような

ワクワクをモチベーションに

これまでの人生を歩んできたんだな〜と

読んでいて感じました。

そんな光本さんが見ている現在と

これからの未来の話しが

この一冊に詰まっています。

主な内容

前半のページでは光本さんの人生を

時代と共に振り返っていきます。

最初のビジネスは

学生時代にアパレルブランドの転売屋。

そして海外に住んでいた経験を活かして

翻訳業、学校を卒業してからは外資へ就職。

その後、カーシェアリングで起業して

STORES.jpをリリースしていきます。

STORES.jpは簡単にネットショップが作れる

と話題になり瞬く間にヒットしZOZOに買収。

その後、STORES.jpの運営の中で

少額でも入金が欲しいという需要に気づき、

少額資金投資をヒントにcashが誕生します。

cashはあまりの人気が殺到し

リリース日から24時間でサービス休止。

およそ3.6億円をばら撒いたそうです。

多額の資金投資とサービス休止で

精神的にも追い詰められていたにも関わらず

翌朝、会社に届いたトラック3台分の商品をみて

事業の成功を確信したそうです。

光本さん曰く、

二次流通市場は成熟していないので

例えば「落ち葉」にだって価格がつきます。

買い手はバラエティ番組のADで

これを三分の一で買って売れば儲かるそうです。

そして2ヵ月後にcashを再リリースし

更に2ヵ月でDMMに70億で売却しました。

後半のページでは

光本さんの視点でみる世の中の見方や

光本さんが考えているビジネスモデルが

いくつも紹介されているので

とても参考になると思います。

印象に残った言葉

資金調達の話しの中で

当時と比べて現代は稼ぎやすい世の中だと

光本さんは言われています。

そして現代は

わからないものにこそ価値がある時代。

大切なのは

ちょっとした違和感をスルーせずに

果敢にチャレンジしていくこと。

ビジネスチャンスは

今更?というビジネスモデル

どうやって現代風に表現できるかが鍵。

サービスの明暗を分けるのは

世界観、体験、表現だと言われていました。

まとめ

本を読み終えて特に感じたのは

光本さんの仕事は

ビジネスという堅苦しい言葉より

商いというような言葉

しっくりくるような気がします。

昨今の商売は多くが

コンピューターを介していますが

その向こう側には必ず人がいて

結局のところ人間と商売している。

そんな当たり前のことを

改めて気づかせてくれる1冊でした。

実験思考 世の中、すべては実験 (NewsPicks Book)
光本 勇介
幻冬舎 (2019-05-09)
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