『仏像 みる・みられる』あなたの知らない新しい仏像の見方

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仏像 みる・みられる

仏像 みる・みられる

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多川 俊映
KADOKAWA (2018-03-22)
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奈良県にある法相宗大本山

興福寺貫主の多川俊映さんは

仏教に関する書籍を数多く書かれていて

今回紹介するのは

仏像の見方について書かれたものです。

多川さん曰く、

仏像を私がみるだけで終わるのでなく、

その一方でみられている。

双方の関係性に気付いた時に

「見守られている」という感覚を

養うことができると言います。

この新しいみかたが

皆さんにとって人生に潤いと豊かさを

与えてくれるでしょうというのが

本書で多川さんが伝えたい内容です。

主な内容

まずはじめに

私たちと仏像の関係性とは

お寺にある仏像に教えをもらい

日常生活の中で実践することでした。

仏教は心の宗教でもあるので

仏教の心とは何かを知る必要があります。

そしてその心とは

言うまでもなく仏教の肝心要であり

本書ではそれを真実と方便という

枠組みで考えていきます。

真実とは覚り(さとり)や真如、

涅槃、菩提など求めるべき事柄。

方便は行動、手段です。

仏教は諸行無常、諸法無我といった

物事は常に変化の中にあるという

考え方が基本とされていますが、

人は日常の中で自分にとって

好都合、不都合で物事を分別し

好都合であれば存続を

不都合であれば断絶を望みます。

仏教的にみたときに

その分別する考えを無くし

物事が変化するのは当たり前だと考え

その時その時に合った行動をする

というのが多川さんが言われる

真実と方便です。

こうした仏教の教えが

形として現れたものが仏像になります。

印象に残った言葉

仏教美術という概念は

明治時代以降、海外から導入されました。

先に書いたような

本来は仏教の精神を活かして

できたものが仏像であり

美術作品として先に

仏像ができたわけではありません。

昨今では美術作品として

仏像をお寺や博物館で

拝観する人たちがたくさんいて

仏像が多くの人たちの目に触れるのは

とてもいいことです。

同時に、

本来仏像とは何かを考えたときに

鑑賞で終わってしまうのではなく

礼拝するものだということを知って

そこに仏像の真の魅力を感じることが

とても重要ではないでしょうか。

まとめ

仏教とは何か?と突き詰めたとき

賛否両論、様々な答えはありますが

「施しと捨」ではないかといいます。

みなさん、お寺へお参りにいった時に

必ず合掌しますよね。

これはインドの仏教徒に習った礼法で

左右の掌を合わせるというのは

私たちの日常を二つに分けようとする行為を

一つに抱含し平等に見ようとする

捨の意味が込められているのではと

多川さんは言われています。

予備知識なくただ仏像の前に立って

感じるがままにというのもいいですが、

仏教の心(真実と方便)を理解することで

ただみる・みられているから

見守られているという感覚を

養っていきましょう。

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