古典の傑作から最新ベストセラーまで!『経済学の名著50冊が1冊でざっと学べる』蔭山克秀

経済学の名著50冊が1冊でざっと学べる

経済学の名著50冊が1冊でざっと学べる
蔭山克秀
KADOKAWA (2018-08-31)
売り上げランキング: 19,993

著者の蔭山さんは代々木ゼミナール講師で

代表的な経済思想をざっとでいいから知りたい。

しかも面白くて分かりやすくて一冊にまとめてある。

という思いからこの本を出版することになったとか。

冒頭で蔭山さんが言われていますが

この本の執筆テーマは「読んで書く」ということ。

簡単に思想内容だけまとめるのではなく

全部ちゃんと読んで、内容を出来るだけ分かりやすく

簡潔に解説することを目的とされているので

相当大変だったのではないでしょうか〜。

ありがたいことにその甲斐あってか、

経済学に全く素人の僕でも楽しく分かりやすく

すらすらと読むことが出来ましたので

早速ご紹介していきたいと思います!

はじめに

本書が届いてまずビックリしたのが

経済学にまつわる名著50冊が

なんとこの薄さでまとめられています!

ページ数でいえば約270ページ。

この薄さで名著のポイントを更に分かりやすく

まとめてくれているのでとても読みやすいです!

そもそも経済学という言葉は

本書によると18世紀まで存在していなかったそうです。

簡単に経済学の発展について説明すると

18世紀までは世界の国々で封建制が普通でした。

封建制とは農民を土地に縛り付け、そこから年貢を吸収すること。

それまでは国が王様、協会、大名や領主など

特権階級が裕福に暮らせるように作られてきたので

この封建制がずっと続いていました。

しかしある日、重商主義という考え方で

絶対君主が貿易と商業を保護し利益を吸収する仕組みが誕生し

その後、絶対王政に反発した市民革命などから

王や貴族以外も金銭的に自由になり

そこから経済が発展していくことになります。

主な内容

この薄さで50冊分の名著が紹介されているので

紹介されている人物によって文字数は様々です。

たくさん紹介されている人もいれば

1ページ〜2ページで紹介が終わっている人もいます。

名著の基準は様々ですが

古典的な経済学者のスミス、マルサス、リカード、ケネー、ケインズ

あたりはたくさん紹介されている印象です。

文字の大きさも小さすぎず大きすぎないですし

太文字を使ってあったりだとか

一冊の紹介の最後にポイントでまとめてあったりと

至れり尽くせりな内容になっていると思います!

印象に残った言葉

本書の中で印象に残っているのは

チェコの経済学者シュンペーターの紹介ページです!

彼が唱えた経済学はイノベーションについてなんですが

イノベーションがもたらす劇的な変化こそ経済発展の主要因であり、資本主義の本質

という主張です。

シューペンターがいう発展とは

自発的な変化が内部から起こることにあります。

人口や富の増加などは外的要因で環境が変化しただけ。

大事なのは理性で制御できないほどの創造欲求と行動。

というのが本書では一番胸に突き刺さりました!

ついつい予算に見合った行動をとったりしがちですが

イノベーションはそんな行動からでは生まれないということですね。

経済学が発展するまでに様々なしがらみがあって

絶対王政からせっかく脱出したのに

また自分から殻に閉じこもるところだったと再確認できました!

まとめ

目次を見てもらえばわかるのですが

全部読まなくても今の自分に合わせて

章ごとに読み進めるのもいいかもしれません〜。

・経済学を一から学びたい

・とりあえず名著と呼ばれる本が読みたい

・自由主義、資本主義、豊かさなどテーマ別で読みたい

などの人にとって入門書になるかと思います!

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蔭山克秀
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