ビジネスに効く世界の教養「クラシック音楽全史」松田亜有子

クラシック音楽全史

クラシック音楽全史 ビジネスに効く世界の教養
松田 亜有子
ダイヤモンド社
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あるイギリス・ロンドンのメーカー幹部の方が

オペラ、バレエ観劇を兼ねた接待のなかで

そのお相手とその日の演目やビジネスの話しをして

交流を深めていったそうです。

「土日はどういう風に過ごしている?」と尋ねられた時に

「たまにオペラに行くよ」と言うと

「何が好きだい?」と問われて

「プッチーニのオペラが好きだ。トスカのアリアはどの歌手が歌っても心にしみる」

といったやりとりで

相手との距離が縮まったことがあったと言われていたそうです。

相手との信頼関係を育む上では

教養が求められ、やがて信頼に繋がっていく。

質のいい仕事をするためには

教養を養うことが大切だと教えてくれる一冊になっています。

はじめに

そもそもクラシック音楽とは?

簡単に言えば、

一般には18世紀〜19世紀にかけて教会や宮廷、

サロン、コンサートホールで演奏されたヨーロッパの音楽のことをいいます。

そしてクラシック音楽の発展段階は大きく3つに分けられて

バロック音楽、古典派、ロマン派と呼びます。

さらにこの「classic」という言葉の語源は

ラテン語から派生した「classicus」で

第一階級に属するといった意味になります。

つまりクラシック音楽とは

「一流の」「最高水準の」といった意味が込められています。

約1500年からバロック音楽と呼ばれていて

今に至るまで約500年にも渡って

引き継がれてきた作曲家と作品は

まさに一流で有り、有事に答えてくれるものではないでしょうか。

主な内容

序盤は上にはじめにで書いてあるような

クラシック音楽の解説から始まり、

音楽の歴史、音階についても分かりやすくまとめられています。

あとは作曲家の誕生と紐づけて

社会的にどんな時代だったのか、

その中で作曲家たちはどんな功績を残したのか

歴史を辿る内容になっています。

印象に残った言葉

本書の中で紹介されている

ベートーヴェンが起こした革命についてですが

ベートーヴェンは市民階級と王侯貴族との格差に矛盾を感じて

王侯貴族のためではなく、国民のためですらなく、人類みんなのために曲を書く

と宣言したそうです。

この時代はナポレオンやフランス革命で

市民も貴族も人間はみな平等だという思いが強かったことが

ベートーヴェンの人生を大きく変え、

音楽の歴史に大きな影響を与えたのだと思います。

それまで作曲とは依頼されて作るもので

自分の思いを曲の前面に打ち出した

初めての音楽家であるベートーヴェンの宣言は

まさに当時の時代では革命だったのではないでしょうか。

まとめ

著者の松田さんは現在、

東京フィルハーモニー交響楽団の広報渉外部部長をされていて

その活動は主に各地への広報をはじめ、主催者・協賛者との交渉をされています。

そんな彼女が最後のページに

オススメのクラシック音楽を紹介してくれています。

あまりクラシック音楽に馴染みがない方の最初の1曲

ということでどの曲も聞きやすい内容になっていますので

是非一度みなさんも聞いてみてください。

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