「生きがいについて」神谷美恵子

全然関係ないけど

よく利用していたセブンイレブンが閉店してしまってから

通勤途中のローソンをよく利用している。

今まではセブン一択だったけど

他のコンビニを利用するようになって

コンビニによって取り扱うものや

同じ商品でも味が全然違うんだな〜と。

で、そんな今日も最近読んだ本を紹介する。

生きがいと神谷さんの関係

この本でいうところの「生きがい」とは、

生きる意味、将来への期待、挑戦、知らない間に培ったもの。

著者の神谷美恵子さんは、

生きがいとは、努力して作るものではなく発見するものだという。

神谷さんは1957年(昭和32年)に

社会から隔離された

国立ハンセン病療養所で精神医学的調査を行い

同じ条件下にいても生きる意味を見失っている人と

生きる喜びに溢れている人の違いは何か?

という問いに対して、

患者の生きる姿、古今東西の書物、自らの思索を通じて

さまざまな角度から考察した人物。

生きがいとは何か?

この問いに答えはない。

が、こうではないかということは言える。

それを神谷さんは

自分が何か大きなものに包まれているという実感から始まるという。

特に社会を離れて自然にかえるとき

そのときのみ人言は本来の人間性にかえることができる。

悩みのある人はどんな書物を読むよりも、

どんな言葉を耳にすることよりも、

自然の中に素直に身を投げ出すことで

自然のもつ癒しの力で新しい力を手に入れると。

自然と私たちの繋がり

こうも言われている。

「自然」は私たちを生かしてくれている。

生きがいとは人間が生きようと強く感じるときもむしろ、

生かされていると感じるところにその姿を現す。

社会や人が作り出すものであるより、

自然が与えてくれるものである。

苦しみや悲しみの果てに

平穏無事な暮らしに恵まれている人にとって

この生きがいとはイメージしにくいかもしれないが

世界には毎朝目覚めることが恐ろしくて

ああ今日もまた一日生きなければならないのだと考える人もいる。

彼らはなぜ生きなければならないのか?

自問自答を繰り返す毎日を送っている。

この問いに悲しみをどう癒すか?

と考えるのではなく、

悲しみはどこから来るのか?と神谷さんは考える。

苦しみの根本的な理由を探す。

そこに神谷さんが見出した答えが

「生きがい」だった。

病気、死別、失敗、挫折、過ち、

こうしたものは全て制御できないもの。

つまり生きがいの喪失とは、

いつ、どこで、誰でも起こりえるということ。

つまり生きがいとは存在理由ではなく

生存理由だと神谷さんはいう。

生きがいとは何か?考えてみる

生きがいを考えるとき4つの問いを自分にしてみる。

1.自分の生存は何かのため、または誰かのために必要か?

2.自分固有の生きて行く目標は何か?そのために忠実に生きているか?

3.以上あるいはその他から判断して自分は生きている資格があるか?

4.一般に人生というものは生きるに値するものなのか?

分かりやすい言葉で説明するならば、

1.私は何かのため、誰かのために必要か?

2.私だけの生きていく目標は何か?

3.私は生きている資格があるか?

4.人生は生きるに値するものなのか?

生きがいとは姿、形を変えるもの

生きがいが奪われたという人がいる。

それは神谷さんから言わせれば

本当の生きがいは奪われたのではなく、

姿を変えて意識の周辺で存在し続けるのではないかという。

使命感から生きがいが生まれる

長島愛生園というところに

近藤宏一という患者がいたという。

その患者はこの「生きがいについて」

の誕生に大きな影響を与えた。

彼はハンセン病の後遺症で

目が見えず、指先の感覚が麻痺していて

点字すら読むことができなかった。

でも彼はある日、聖書の言葉に出会って

友人が朗読してくれるのを聞くうちに

自分では制御できない感覚になった彼は

残る感覚の唇と舌先で点字を読み始める。

つまり舌読を始めたのだ。

これは自分が聖書に救われた経験を

同じような苦しみをもつ仲間にも伝えたい

という使命感から始めたというのだ。

彼の舌と唇は血だらけで

聖書は真っ赤に染まっていたという。

それでも仲間のためにという使命感が

ここまで彼を突き動かしたのは

彼にとっての生きがいの他ならない。

まとめ

自然の力で生きがいの芽が息吹いて、

苦しみや悲しみを経てその姿が段々見えてくる。

それがどんどん近づいてきて

その都度、姿や形が変わっていき、

自分以外の誰かのことで喜ぶことができ、

また途方も無い悲しみを味わい、

それを分かち合うことできたら

消えることのない「生きがい」

に辿りつけるのではないか?と僕は思う。

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