見どころ、聴きどころがすぐ分かる「西洋絵画とクラシック音楽」中川右介

ただ絵の前に立って眺めて感じるのもいいし

BGMとして音楽を聞くのもいいけど

その音楽・絵画の歴史や見どころ、聴きどころを知るともっといい。

でも分かってはいるけど、

どこかとっつきにくいというかそういうところがある。

そんな悩みが解決できる一冊を今日はまとめておきたい。

西洋絵画の歴史

・ルネサンス

西洋絵画ルネサンスの歴史は14世紀から始まる。

ルネサンスという言葉の意味には再生という意味がある。

イタリアが北方ゲルマン民族の侵略から芸術を守ろうとした運動。

ルネサンス時代の芸術は「均衡・調和」

・バロック

16世紀の絵画史。

ルネサンス時代の真逆で芸術とは「不均衡・不調和」こそ美学の象徴であるという考え方。

なのでこの時代の絵は光と闇に特化した絵(特に暗い絵)が多い。

・ロココ

17世紀の絵画史。

色彩がバロック時代とまた変わってピンク、イエロー、グリーンなど

幻想的で鮮やかな明るい色の絵が多い。

・ロマン

18世紀中期までの絵画史。

ルネサンス、バロックのようなテーマに縛られない自由な絵が多い。

故に、写実的ではなく感情を表現しようとした絵が増える。

主権が教会に代わり、国家へ移る。

裕福な市民層がパトロンとなり芸術を広めていく。

・印象派

18世紀中期以降19世紀までの絵画史。

絵で表現できない物を描こうとする時代でもある。

絵でなければ表現できないものは何か?という画家が増え

光と色彩をテーマにした絵が多い。

・象徴主義

不安、運命、夢など絵にならない物を何かに象徴させて描いた時代。

・20世紀の美術

19世紀以降の絵画史。

表現の自由、多方向からの視点によるキュビズムの誕生。

本来ありえない色を使ったフォーヴィスム。

目の前の何かを描くのではなく、心の中を描こうとした時代。

クラシック音楽の歴史

・ルネサンス

14世紀〜15世紀の音楽史。

音楽は元々イギリス発祥だが大作曲家は生まれていない。

ミサ曲などの合唱、教会音楽がこの時代の音楽。

・バロック

16世紀〜17世紀中期の音楽史。

教会音楽からの脱却をしようとした動きが強い。

この時代にオペラ(歌劇)というジャンルが誕生する。

そして劇場音楽を中心とした音楽活動が広がる。

・古典派

17世紀中期〜18世紀の音楽史。

この時代から交響曲が誕生する。

楽譜の出版とコンサートが本格化する。

これまでの音楽は教会などに寄付する音楽だったが

ビジネスとして音楽が世間に認められ成立していく。

・ロマン派前期

18世紀初頭〜18世紀中期までの音楽史。

感情を表現した豊かで繊細な音楽が主となっている。

・ロマン派後期

18世紀中期〜19世紀の音楽史。

この時代は最も名作曲家が多い時代でもある。

・20世紀の音楽

19世紀以降の音楽史。

19世紀の近代、20世紀以降の現代で区別されている。

型にとらわれない芸術=音楽史の崩壊と言われる。

崩壊と言われる理由として無調音楽、実験音楽などの誕生が原因。

まとめ

細かく言えばもっとジャンル分けできるだろうが

とりあえずこれだけ抑えておけばというところだけまとめてみた。

それにしても各時代とその特徴をまとめてみると、

歴史は前世紀の芸術の真逆を追い求めているのが分かる。

時代背景を少し知っているだけで、

その作曲家、画家がどのような気持ちで自分の作品と向き合っていたのか。

当時の時代はどんな時代で、人々はどのように暮らしていて作品がどう影響していったのか。

歴史を知っているのと知らないのとでは全く違って見えるし聞こえてくる。

さらに芸術を面白くしてくれるそんな1冊だった。

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